高圧ガス保安協会
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高圧ガス保安研究室の研究開発現況


高圧ガス保安研究室で現在行っている研究開発の概要をご紹介します。
なお、会員専用ページでは、これらの詳細をご覧いただけます。

情報技術を活用した保安対策に関する調査研究(平成13年〜平成17年)
石油精製、石油化学等の大型プラントは複雑であり、全ての設備・機器の各部位を詳細に点検することは困難であることから、保安確保を図るためには、余寿命予測及び故障解析等最新の対処方法も含めた効率的な保守点検を行うシステムの構築が必要です。

そこで、本調査研究では、石油精製設備等の大型プラントの設備・機器の各部位について、劣化損傷及びその補修方法、並びに当該部位の余寿命予測及び故障等の解析手法に関する調査研究を行い、取得した情報・調査結果等について、保守管理に利用できるようにデータベース化を実施しております。


燃料電池システム技術基準調査(平成15年〜平成17年)
燃料電池で使用される水素は、多くの金属材料を劣化させることから、水素による災害を防止し、国民の生命・身体・財産を保護するため、水素の充てん容器や供給ステーションにきいては安全面からの十分な検討が必要です。

このため、海外の関連規格・材料物性・水素漏洩拡散シミュレーションに関する調査、及び高圧水素雰囲気下疲労試験等各種実験を実施するとともに、安全性に係る実証実験結果の評価を行い、必要となる技術基準整備のための検討を行っております。


水素用非金属材料の基礎物性に関する研究開発(平成15年〜平成19年)
FRP複合容器は、軽量化の観点から圧力の繰返し回数(充てん回数)及び使用期間を制限し、繊維材料のストレスラプチャー特性、疲労特性、供用中に入る傷の進展特性、及びライナー材料の疲労特性を基に設計を行っております。

しかし、上記のような繊維材料の各種特性、さらに、圧力容器の内面及び壁内で高圧水素に接するプラスチック材料、シール材及びFRP材料の水素に対する基礎物性データは、現時点では十分に得られておらず、安全性を確認するための技術的根拠として、今後各種実験を通じて十分なデータを蓄積する必要があります。

このため本事業では、非金属材料を対象として調査及び実験により水素用非金属系材料の基礎物性を明らかにし、水素に関する設備・容器等の健全性に対する技術的根拠を取得することを目的として実施しております。


FRP製水素用貯蔵容器における設計基準に関する調査研究(平成17年〜平成21年)
燃料電池自動車用水素容器では、最高充てん圧力70MPaのFRP複合容器が現在開発中であり、それに伴い充てん設備・貯蔵容器等は設計圧力105MPaとする基準の作成が現在海外にて進められております。この貯蔵容器については、FRP複合構造の貯蔵容器となることが予想されておりますが、本貯蔵容器の設計に、例えば容器則におけるFRP複合容器の設計方法をそのまま採用することは困難です。また、この製造時検査方法及び使用中の検査方法等も確立されておりません。このため本事業では、高圧水素用の貯蔵容器について、海外規格動向調査及び各種実験データを調査または取得することにより、技術的根拠に基づいた設計基準を確立することを目的としております。




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