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昭和40年代に発生したLPガスタンクローリに関わる度重なる重大事故の発生に対しては、それぞれ法令上の措置によりその都度対策が講じられていましたが、関係業界により組織されている日本LPガス団体統合協議会(当時)においては、LPガスタンクローリの保安に万全を期すため、業界主導で取り組もうとの機運が高まり、昭和46年にLPガスタンクローリ事故防止委員会を組織し、現在まで継続して設置されています。
LPガスタンクローリ事故防止委員会では、昭和46年から継続して毎年LPガスタンクローリの一斉点検事業を実施しています。この一斉点検は、全国の石油精製工場、輸入基地、中継基地及び充?工場等のLPガス積込事業所に入構するLPガスタンクローリに関して、その保安関係機材等の整備状態について自主点検を実施することにより、LPガスタンクローリの所有者と特に乗務員への保安の啓蒙を行い、もってLPガスタンクローリの運行中の事故を未然に防止し、公共の安全を確保することを目的としています。 |