1.台風・前線接近等に関する注意喚起
LPガスの消費者の方へ
- LPガス容器は、チェーン等で容易に転倒しないように固定されているかご確認ください。
- 付近の設置物が、強風等で飛んでLPガス容器、バルブ、配管等に当たることがないよう、それらの物を屋内にしまうなどの対策をお願いします。
- 風雨の影響により部屋を閉め切ってガスを使用する場合、一酸化炭素中毒の恐れがあります。換気扇の使用など、必ず十分な換気を行いながら使用してください。
- ガスの漏えい、容器の流出等に備え、緊急時の連絡先(LPガス販売店)をご確認ください。
- 避難する場合は、事前にLPガス容器のバルブを閉めて避難してください。
- 避難所となる施設においてLPガスを使用される場合、事前にLPガス設備の動作確認や安全確認を行ってください。必要に応じて、LPガス販売店にご確認してください。
避難時の注意点はこちら
高圧ガスを取り扱う事業者の方へ
- 高圧ガス容器は、チェーン等で容易に転倒しないように固定されているかご確認ください。
- 台風などによる強風により、付近の設置物などが飛ばされ、高圧ガス設備等に衝突し、損傷させ、高圧ガス事故(漏洩)が発生する場合があります。そのような事故を防止するための対策をお願いします。
- 浸水することにより、容器が流出してしまう場合があります。確認及び必要な場合には容器の流出防止対策をお願いします。(例えば、(一社)日本産業・医療ガス協会発行の「高圧ガス充填工場及び貯蔵所の自然災害対策指針(JIMGA-T-S/67/20)」が参考になります。)
- 海沿いのエリアの事業者の方は高潮による浸水や塩害などにも注意が必要です。
2.台風通過後等に関する注意喚起
LPガスの消費者の方へ(地域住民の方へ)
①LPガス設備の使用に関する注意事項
- 浸水したガスメーター・ガス機器は、使用しないでください。LPガス設備が浸水した場合は、配管内やガス機器内に水や泥が溜まっている可能性があります。必ずLPガス販売店に連絡をして点検を受けたうえでご使用ください。
- 強風の影響等により、配管、ガス機器等が損傷している恐れがあります。このため、ガス臭いと感じたときは、ただちにガスの使用を停止し、LPガス販売店に連絡してください。
②流出した容器(LPガス容器、高圧ガス容器)を発見したときの注意事項
- 河川等の増水により流出した容器を発見された方は、以下の点にご注意ください。
- みだりに触れない、移動させない!
- ガス臭くなくても、容器周辺で火気を使用しない!
- 流出した容器を発見された場合、容器の外面に記載された連絡先(販売店)又は下記参考資料の連絡先にご連絡ください。
【参考資料】
「ご注意ください!こんな高圧ガス容器はありませんか?」
高圧ガスを取り扱う事業者の方へ
- 強風により、高圧ガス設備付近の設置物などが飛ばされ、高圧ガス設備等に衝突、損傷している場合があります。また、設備が水没している可能性があります。高圧ガスの漏洩に注意しつつ、設備の被害状況の確認をお願いします。
- 高圧ガス容器が強風により転倒、または浸水により流出していないかご確認をお願いします。(高圧ガスの漏洩にご注意ください)
- 万が一、高圧ガス容器破損等によりガスが放出した場合は、ただちに作業を中止し、付近より避難するとともに、消防へ緊急連絡してください。放出防止の応急措置が可能であれば、危険にならない範囲で措置の検討をお願いします。
土砂等の撤去作業を行う方へ
- 土砂および瓦礫の撤去作業にあっては、流出した容器(LPガス容器、高圧ガス容器)が土砂等に紛れ込んでいる可能性があります。
- 容器が土砂等の中にあっても容器が破損しないよう、重機等の扱いは慎重にお願いします。
- 容器を発見された際は、容器の外面に記載された連絡先又は下記参考資料の連絡先にご連絡ください。
- 万が一、容器破損等によりガスが放出した場合は、ただちに作業を中止し、付近より避難するとともに、消防へ緊急連絡してください。可能であれば容器の外面に記載された連絡先にご連絡ください。
【参考資料】
「ご注意ください!こんな高圧ガス容器はありませんか?」
ご不明な点がございましたら、以下までお問い合わせください。
高圧ガス保安協会 保安技術部門
TEL:03-3436-6103